もう一度、逢えたら…
「こりゃ、
相当飲んでんな。

どうしたんだ?

お前、
そんなに酒弱かったのか?」


「武さ~ん、
俺、武さんに
言わなきゃいけない事が
あるんだ~。」


速水は
浦野の言葉は
まるで頭に入らないようで、
自分の言いたい事
を話し出そうとした。


「ったく、どうしたんだよ。

何だ?
言わなきゃいけない事って。」


浦野は
速水の話を聞きながら、
近くに居た女子に、
ウーロン茶を頼んだ。


「うーん、
武さんさぁ、
まだ、遠藤の事好き?」


「はっ?
な、何を言い出すんだよ、
突然お前は!」
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