もう一度、逢えたら…
「うん、そう。」

遠藤さんも、
頷く。


「俺が言ったとか、
お前が言ったとか、
関係ないんだよ。

同じ事を言っても、
それで、
遠藤さんが
俺を好きになるとは
限らない。

何も言わなかったとしても、
遠藤さんは
お前を好きになったんだ。

そうだよね?

遠藤さん。」


俺は、
自分を納得させる為か、
速水を納得させる為なのか
解らなかったが、
必死に考えて
遠藤さんに
確認を求めた。
< 198 / 216 >

この作品をシェア

pagetop