もう一度、逢えたら…
体育委員だった私は、
クラスの先頭で走り始めた。


走ることが苦手な私のペースで走ることになってしまい、
全体的にペースが上がらない。


「男子、だらだら走るな。

もっと速く走れるだろう!」


先生が怒鳴りつけた。


後ろの男子達に迷惑を掛けまいと、
私は頑張って早く走っていた。


でも
走るとすぐ息が上がってしまう私は、
1週を走り終えた頃には、
のどの奥からヒューヒューと変な音がなりだし、
心臓の辺りも痛くなり始め、
段々と遅れだした。
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