俺を嫌いになればいい。
「…寧ろ俺がバカだったら力付くでアイツを引き離して俺しか見れなくさせるのにな」
視界がぐらつくのはきっと酒のせいだ。
「きっとアイツは、たとえ自分が傷付けられたとしても俺を責めねえ。だがアイツは自分の周りにいるヤツが傷付けば、バカみてえに落ち込んで泣くだ。そして俺はそんなアイツを見て、泣かしたヤツも、他人のために泣くアイツも、殺したくなるくらい憎くなる」
紗絢はそういうヤツだ。
そして俺は、血も涙もねえヤツだ。