俺を嫌いになればいい。
じゃないと、こんなにもムンクの叫びのような顔で悲鳴を上げるはずがない…。
『ぎゃあああああああ!!!』
「悪霊退散!悪霊退散!」
「貞子だ!」
「お前等がこんなボロい旧校舎で階段話なんかするからだろうがあああああ!」
「(ど、どうしよ!)」
黒髪女子の姿は、彼らには“貞子”に見えたらしい。
騒がしくなった教室に、すぐさま窓ガラスから離れる。
彼らの“勉強”に興味が煽られて、身を乗り出しすぎた。