俺を嫌いになればいい。





いつの間にか窓にへばりつきガン見していたわたしに気付いたのは、教卓にいた男の子。





「うおっ!」

「なんだぁ?」

「どうしたよ先生」

「あ、あれ見ろよ!」





男の子は窓ガラスを指差す。



窓、と言うより、わたしを指差したんだろう。



ヒビが入り、落書きだらけの窓ガラスから覗く黒髪女子の姿は彼らととって、さぞかし不気味だったんだと思う。





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