YUMERI〜女のコにはユメとキボウがあるのだ!〜
希望梨はワッフルをナイフとフォークで小さく切り分けて少しずつ口に運んだ。
祖父母の話を黙って聞いていた。
ばあちゃんが心配していた香水は、聡子さんが使用しているものだった。
しのさんの娘と、度々墓参りをしていたのである。
「私が黙っていたのは悪かったが…」
創介はジロッと妻と孫娘を見た。
「私が希望梨を巻き込んだんですよ、責めないでやって。じいちゃんが何をしているか心配で仕方なくて私…」
ミヨの目から涙がこぼれた。
「…勘当されてまで駆け落ちした妻を裏切る訳がなかろう?」
創介の言葉に、ミヨが微笑んだ。
希望梨は祖父母が眩しかった。
そしてばあちゃんがうらやましかった。
祖父母の話を黙って聞いていた。
ばあちゃんが心配していた香水は、聡子さんが使用しているものだった。
しのさんの娘と、度々墓参りをしていたのである。
「私が黙っていたのは悪かったが…」
創介はジロッと妻と孫娘を見た。
「私が希望梨を巻き込んだんですよ、責めないでやって。じいちゃんが何をしているか心配で仕方なくて私…」
ミヨの目から涙がこぼれた。
「…勘当されてまで駆け落ちした妻を裏切る訳がなかろう?」
創介の言葉に、ミヨが微笑んだ。
希望梨は祖父母が眩しかった。
そしてばあちゃんがうらやましかった。