私の心を彩る君
「やっぱりそうか!隣の席なんてすごいよな、これからよろしく!」
え…隣の席?嘘でしょう?
そう思った時は彼は隣に座っていた
「俺、谷原圭人。君は?」
「私は、染谷海です。」
「海か…改めて、1年間よろしくな!海!」
彼はそう言って笑った。また、あのキラキラした笑顔だった。
私は胸に何か痛みを感じると共に彼の瞳に吸い込まれそうになった。
ぼーっとしていたのに気づいて、慌てて目を逸らす
「こちらこそ、よろしくお願いします。えーっと、」
「圭人。」
「え?」
「俺のこと、圭人って呼んで。」