携帯フケータイ。
「あれ、そういえばどうして父ちゃんと慎ちゃんが一緒にいるわけ?」

彼女が不思議そうに聞く。

おっさんの睨み目は完全に無視されてる。

娘、強し。

「それがさ、俺」

さっき言いかけた事情説明をもう一度言おうとすると、おっさんが不機嫌に呟いた。

「携帯フケータイなんだとよ」

そしてさっさと車に乗ろうとする。



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