僕と少女と夏休み
夏休み
『あぁ!村田くんこっち!』

僕はいやいや佐々木のいるところに走って行った。

『ねぇ私の万引きの罪をあんたが被ってくんない?』


『は?お前なにいってんの?』


『だから万引きの罪をあんたが被ってって言ってんの!』


僕はビックリした。いきなりなにを話す

のかと思ったら万引きの罪を被ってくれ

だと?冗談じゃない。僕は平和に生きた

いんだ。クラスメイトの憧れの優一くん

でいるんだ。今までの苦労無駄にしてた

まるか。僕はクラスメイトの憧れ。中心

的存在でいるんだ。そのためならなんだ

ってする。


『お前が自分でやったんだろ!なんで僕が被んなきゃいけないんだ!』


『あぁそう。いいんだー。カンニングバラして。別にいいよ。あんたのイメージメチャクチャだけどいいんだね?』


『それは…っ』


『おとなしくだまって私の言う事聞いてなさいよ!そうじゃないと私…あんたの事……… 殺しちゃうかも』

『あはははははは。』

彼女の笑い声は街中に響いた。
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