彼は美しく私を惑わす

私は持っていたシャーペンを
くるくる回しながら陸達をみつめる。
彼女はなんだか自慢気に私をみつめ
彼はなんだか冷めた目で私と彼女を
みつめるでもなく、空を見上げる。

『ふふっ、』わたしはまた、くすり
と笑み、口を開く。

『ねえねえ、ゆあもしたくなってきちゃった、』

< 68 / 71 >

この作品をシェア

pagetop