危険なアイツと同居生活
「唯ちゃん!
そんなに誘うなら、スるよ?」
「えッ!?」
身構える間もなく降り注ぐキス。
蒼はぎゅっとあたしを抱きしめ、甘い甘いキスをくれる。
身体が熱くなり、びくんと飛び上がり、溢れる声を我慢する。
「エロいなぁ、唯ちゃん」
そう言って無邪気に笑う蒼。
あぁ……
ドキドキが治まらない。
蒼といると、心臓に悪い。
「ねぇ、蒼?」
彼を呼ぶと、
「ん?」
大きな瞳であたしを見る。
「あたしって、蒼の彼女だよね?」
その事実が信じられなくて聞くと、
「当たり前でしょ?」
蒼が笑う。
「唯ちゃんは俺のもの。
だから、俺は遠慮なく唯ちゃんを食べられる」