危険なアイツと同居生活
「困ったなぁ。
優弥は家に女連れ込んでるし、他の人たちもなぁ……」
碧もどきはそう言って、ソファーに座る。
そこには、明らかにあたしの持ち物ではない白いフカフカのソファーが置いてあった。
「君は?
何か当てある?」
「……ありません」
あるはずない。
だって、あたし、東京に知り合いなんていないから。
すると、碧もどきは困ったように笑った。
「じゃ、仕方ない。
同居だね」
その言葉に、本日三回目、
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」
大声を出していた。