危険なアイツと同居生活







学校では、Fのライブの話で持ちきりだった。

友達があたしを囲んで、




「愛されてるねー」




なんてからかう。




「『白夜』は今まで以上に激しい曲だけど、『You and I』は違うよね」



「Fらしくない!」




なんて評論まで始める始末。




蒼があたしにくれた、『You and I』。

あの優しい声。

優しい瞳。

あたしに触れるようにギターを奏でるその指。

それを思い出して再び真っ赤になるあたしがいた。



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