危険なアイツと同居生活
「唯!蒼君!」
不意に声がして後ろを振り返る。
すると、そこには浴衣を着たカップルがいた。
すらっと背の高い黒髪のイケメンに、人形のような綺麗な女性。
その女性はあたしの知っている、
「芽衣!」
だったのだ。
それにしても芽衣、彼氏出来たんだね。
何だか嬉しくなるあたし。
芽衣の彼氏を再び見たとき……
「ハル?」
彼の名を呼んでいた。
あたしは彼に、何回か会ったことがある。
蒼の大学の友達で、よくバスケをしたりしている。
一回カラオケにも一緒に行った、あの友達だ。
「あたしたち、付き合うことになったの」
幸せそうな芽衣を見て、次こそはこの幸せが続いてくれたらと思った。