危険なアイツと同居生活
ー唯sideー
優弥さんはあたしを店の外に連れ出した。
うるさい店内とは違い、静寂があたしたちの間に舞い降りる。
優弥さんは黙って煙草に火を点け、道端のブロックに腰掛ける。
そして、静かに煙を吐いた。
優弥さんはあたしを呼び出して、何を言いたいのだろう。
TODAYのこと?
それとも、蒼のこと?
きっと、Fにとってあたしの存在は迷惑なのだろう。
こうやってFの打ち上げにも来るし、何といっても蒼とべったりだし。
今となって気付く。
あたしは、Fにとって邪魔者でしかないと。