危険なアイツと同居生活
「包帯してるからバスケ出来るよ」
友達に向かって笑う蒼。
その、真っ白の右手を見せつける。
「いや、無理でしょ」
すかさずハルが突っ込む。
すると蒼も反撃に出た。
「俺が出ないとチーム作れないよ?
大丈夫だって!
怪我がひどくなっても、しばらくオフだから!!」
「大丈夫じゃないだろ!」
「優弥が予定全部キャンセルしてくれてるからいいってぇ」
「よくないし!!」
ハルに睨まれると、蒼は
「ふぇーん、唯ちゃん……」
甘えた子犬みたいにあたしに擦り寄る。
「ごめん。
今回はハルの意見が正しいと思うな」
あたしは甘えん坊蒼の背中を撫でながらそう言った。