危険なアイツと同居生活



その時だった。

あの、聞きたくない声を耳にしたのは。

蒼に……いや、Fにこれだけ迷惑をかけていて、この場にのこのこ現れるなんて!






「唯、この前はごめんね」




なんと、目の前には隆太がいて。

眉を寄せてあたしを見ていた。

そして、あたしにもたれかかっている、ヘタレ蒼を見た。

蒼の顔は明らかに凍りついていた。




それでも隆太は、




「蒼君にも迷惑かけて、本当にごめん」




その、プライドの高そうな茶色の頭を下げた。




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