危険なアイツと同居生活
ー隆太sideー
蒼君は僕を校舎の日影にあるベンチに連れていった。
そして、その包帯の巻かれた手でコーラを差し出した。
思わず顔を上げると、その眩しい笑顔にやられた。
何だよ、その笑顔。
僕は君のことをずっと見ていたのに、そんな顔、見せたことなんてない。
それに、そのふにゃふにゃした性格。
僕の知っている彼とは全然違う。
「ありがと……」
蒼君を見ることなんて出来ず、黙ってコーラを開けた。