危険なアイツと同居生活



「俺、骨折で作業出来ないから、唯ちゃんよろしくね」




蒼はそう言ってわざと見せびらかすように包帯で巻かれた右手を上げた。

あたしは死に際の魚のように口をパクパクさせて、蒼を見ていた。






正直、TODAYはどうでもいい。

だけど、蒼とお出かけ出来るのがすごく嬉しい。

Fのライブでは、いつも客席から蒼を見ていた。

だけど、次は同じ目線でいられる。

何だかすごく嬉しいよ。

蒼、明日楽しみだね。





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