危険なアイツと同居生活
きっと亜美、蒼のことを忘れていたんだ。
だから蒼に会って……
そんな思いが頭を過ぎり、あたしは急いで部屋を飛び出していた……
が……
「お前、誰?」
リビングから、聞き覚えのある声がする。
何だか嫌な予感がした。
「ひっ……」
亜美は声にならない声を発している。
「もしかして蒼、浮気?」
「な……なわけないでしょ」
蒼の声がかすれていた。
「この人は……唯ちゃんの……
うっ……」
蒼の声が途切れ、バタバタと足音がする。
そして、そのままトイレのドアがピシャリと閉まった。
何が起きているのか、何となく想像出来た。
だけど、そこで起こっていたことは、あたしの想像をはるかに超えていた。