危険なアイツと同居生活




さ……詐欺だ!

そんなこと、一言も聞いていない!

ここはすぐに逃げるべし!!




「あ……あたし、ヌードモデルやアダルトビデオは遠慮します」




そう言って席を離れようとした。




……が。




手をぎゅっと引っ張られる。

ねっとりとして、気持ち悪い感覚が体を這う。





「今さら逃げるなんて、酷くない?

君は頭を下げたんだ。

それに……

君ならきっと人気AV女優になれる」






い……嫌ぁぁぁぁ!!






だけど、おじさんが怖くて。

ヤクザかなんかだったらどうしようなんて思ってしまって。

蛇に睨まれた蛙のように、動くことが出来なかった。





これってあたし……



絶対絶命!!




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