危険なアイツと同居生活
嵐のような出来事だった。
蒼は何も説明なんてしてくれず、大急ぎであたしを車に運んだ。
……人目も気にせずに。
助けて。
ただそう言った蒼。
これから何が起こるんだろう。
「おっせぇな、蒼」
優弥と呼ばれた男、あたしの前の運転席で車を運転している男は、荒々しく蒼に言う。
「ごめんごめん、優弥。
大学生は大変なんだよ?」
「うるせぇな、ガキが」
「一つしか歳、変わらないじゃん」
蒼はいつものように拗ねて、ぷーっと口を膨らませた。