危険なアイツと同居生活




それにしても、優弥って男、蒼と仲がいいんだな。

それに、優弥の声もどこかで聞いたことがあるような……




あたしは後部座席から身を乗り出し、優弥に気付かれないように顔を覗き込んだ。




その瞬間……






「きゃぁぁぁぁぁ!!」





絶叫していた。




だって……



だって……







「唯ちゃん、うるさい」




蒼が困ったように言う。




「だって……だって蒼!

そこにいるのって……



艶!!?」




あたしの声は震えていた。

艶は顔をしかめてあたしを睨んだ。






艶……

それは、Fのギタリスト。

主にリードギターを担当している。

抜群の演奏センスとパフォーマンス力、そして、やっぱりドSで妖艶なイメージがあった。

そして、目の前にいる艶は、そのイメージ通りなのだ。

蒼はああも違うのに、艶は艶のままだというのか。





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