危険なアイツと同居生活




降り立つ東京駅。

Fのシングルのポスターの下を通り過ぎる。

碧のその鋭い目と視線が合う。

ぼっと顔に血がのぼった。




かっこいい。

マジで碧が彼氏だったらいいのに。

その低い声であたしの名を呼び、冷たく命令されて……




あたし、何考えてんだろう。




首をぶんぶんと振った。






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