危険なアイツと同居生活





「碧。準備いいか」




不意に声が聞こえ、




「あぁ」




どこからともなく聞こえる碧の声 。





「ほら、行けよ」




優弥さんが鼻で笑いながら、部屋の向こうを指差す。

優弥さんの指の先には、煌々とライトで照らされた舞台があって。

たくさんのスタッフがせわしなく動いている。




「え……」




思わず躊躇っていると、




「はやく行けよ。

蒼はお前を信じてるんだ」




優弥さんはイラついたように吐き捨てる。




「蒼を悲しませるな」



< 98 / 528 >

この作品をシェア

pagetop