いつか、また会える日まで。


「加菜、学校で会うのは久しぶりね」


「綾ちゃん、おはよ!あの時はありがと」



私は咲夜のことを相談したときのお礼を言った。





「……あの時?……あぁ!もう大丈夫なの?」


「うん、咲夜と話したんだけどさ、2人の言うとおりだった!」



「良かったじゃない!」




笑い合っていると、綾ちゃんが「あっ!」と言った。




「どしたの?」



「もう絶対に無理して倒れたりなんてしないでよ?」




綾ちゃんが、眉を下げながら言った。



その顔からとても心配させてしまったんだなと感じて、感動してしまった。






「うん、絶対に……無理しないよ」
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