いつか、また会える日まで。


最後には泣いてしまい、顔も言葉もぐちゃぐちゃだった。


そんな私を見た咲夜は、私の代わりに



「ご静聴ありがとうございました」



と言ってくれた。



咲夜の目は少し赤くて、泣きかけたんだということが見て取れた。


私はボロボロだったため、咲夜に支えてもらいながら退場。



生徒会のメンバーは誰も一言も喋らずに音楽室へ行った。




音楽室に着いた私たちは、着替えもせずに空いている椅子へと座った。





「……どういうこと……っ?!」




春のその言葉で私は話し始めた。


全て、全て……


包み隠さずに……。







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