恋色花火
「……でもさ、ナミ……。
あたしやっぱ、告白なんてしない」
「…………」
「バカ見る前に現実に気づいてよかったよ、本当」
笑ってみたけれど……それはあまりにも自虐的なものだった。
鏡の前に座っているから、自分が客観的に見える。
「……いいの? それで……」
「いいのいいの。あたしなんて所詮、ただの友達だし」
中2のときを思えば、これでもだいぶ出世したんだよ?
これ以上……理想なんて描いちゃだめだよ。
「……バカ。後悔しても知らないからね?」
「あたし、やって後悔するよりやらずに後悔したほうがいいと思ってるんで」
「その決定をした時点でもう後悔してるって……バレバレだけど」
……いいんだよ。