恋色花火
顔を戻した先にあったのは、ずいぶん近いユウヤの顔。
彼は……りんご飴に噛り付いている。
……あたしの。
「ごめんってー。
そりゃ見境なく食ってたらお前そんな細くねェだろ。
ていうかレン、もう少し肉つけろよ」
「な……!!?
ちょ、ユウヤ何す……!!」
一口分軽くなったりんご飴。
右手をつかんだユウヤの手が、細いなぁなんて言いながら腕まで上がってくる。
全身の血が顔に集まった気がした。
頭がくらくらする。
「……、何すんのユウヤァ!!?」
「何って……食べる? って、レンが言ったんじゃん」
「あれはだから……! あたしがもう一本買ってこようか、って意味で……!」