愛されることの奇跡、愛することの軌跡
私はそのあと、披露宴に戻った。

不思議と、悲しい気分は晴れていた。

あの"ケンゴさん"のおかげなんだろうか。

もう、会うことはないと思うけど、"ケンゴさん"に感謝の気持ちを込めて、右手に持っている頂いたハンカチをギューっと握りしめた。



宴はお色直しを終えた新郎新婦によるキャンドルサービス。


幸せそうなシン兄ちゃんを見て、私は


好きな人には幸せになってもらいたい


そう願えるようになっていた。
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