愛されることの奇跡、愛することの軌跡
考えてみれば、健吾さんに告白されてからまもなく1ヶ月。
まともなデートは一回もなかった。

勉強は、1日くらいさぼっても、バチは当たらないよね。

車は、ある白亜の一戸建ての建物の前の駐車場に止まった。

ここは、普通のおうちだよ、ね?
レストランには見えない。

入口も普通の玄関だけど、小さく

"レストランテ wood village"

と書いてあった。

健吾さんは慣れたように躊躇なく入って行く。
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