愛されることの奇跡、愛することの軌跡
約束の5日。

メールの通り健吾さんは朝10時に迎えにきてくれた。

おめかししたかったけど、結局普通のパーカーに、ギンガムチェックのプリーツスカートで健吾さんに会った。


『おはよ』
「…おはよ」

私は目を合わせることも出来ずにいた。

『健吾くん、よろしくね!』

お母さんの明るい声だけが響いた。
< 184 / 548 >

この作品をシェア

pagetop