愛されることの奇跡、愛することの軌跡
車内―


一体どこ行くんだろう。

着いたのは、どこかのマンション。

地下駐車場に入る。


「ここは、どこ?」
『心配するな。俺ん家行くだけだから』

え、健吾さんの自宅?

何か、すごく高そうな建物。さすが、セレブは違うね。

エレベーターで21階のボタンを押した。

21階のフロアはどうやら健吾さんの家だけみたい。

やっぱり成瀬川家は違うわ。

健吾さんが鍵を開けて

『どうぞ、お入りあれ、玲奈お嬢様』
「は、はい、お邪魔します」
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