愛されることの奇跡、愛することの軌跡
*再び別邸へ
別邸に着く。


私は3日前、ここで健吾さんを突き飛ばした。


健吾さんの愛を受け止められなかった苦い思い出…


『玲奈の思い…いや、俺の思いを、きちんとここで伝えて、一緒に歩みたい』


"茶の間"に座布団を敷いて、座る私達。


しばらく沈黙の時間が流れる。


でも、私だって、健吾さんに思いを伝えたい。


「あの、私…」


うまく言葉が出ない。


沈黙の間も、ずっと私を見つめていた健吾さんの目は、とても優しい。


『玲奈、自信を持て』


健吾さんは私の前に座ってそう言うと、私の頬にキスをくれた。
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