愛されることの奇跡、愛することの軌跡
『俺に愛されているという、自信を持てよ』


私のおでこにキスをした。


『俺を愛しているという、玲奈自身の気持ちを信じろよ』


そして、唇に軽くキスをした。


『俺たちは、自分たちが思っている以上に相思相愛なんだろうな』


そう言うと、健吾さんは私をその場にゆっくり寝かせた。


この状況…


3日前と同じだ。


『目は閉じるな、玲奈。俺を見ろ』


健吾さんの顔が迫ってきた。
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