愛されることの奇跡、愛することの軌跡
クラスが同じになったのは高等部に入ってからだけど。

「ないない。本当に私のヘタレな根性を鍛え直したいだけだよ」
『本当に東都やめて、内部進学に切り替えるのかよ、お前』
「だって、特に夢や希望を持って東都を志望していたわけじゃないし、高校生活、満喫したいし」

そこへ、部長の原くんが来て

『お前たち、練習!』

と、スネアドラム用のスティックを上杉くんと私の間に差し入れた。

そう、私はそれまでの東都大学への志望をやめ、ナルガクの内部進学に切り替えたことを進路調査表に記入した。

2者面談はそこを突っ込みたくて、先生は私を最後にしたのかも知れない。
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