愛されることの奇跡、愛することの軌跡
練習が終わって、社会科第二準備室のドアをノックする。

「3組、金澤です」





あれ、返事がない。

ドアノブを回すと、鍵が空いていた。

「失礼しまぁす」

入ると机に突っ伏している先生を見つけた。
綺麗な顔立ちだけど、無防備で、何かカワイイ。

「寝てるんだね」

私は椅子に掛けられていた先生のジャケットを、そっと先生の肩からかけてあげた。

その途端、

『ん?』

先生、起きちゃった。
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