君の居場所



「それでも、信じてるんだろう?

信じている事に変わりはないし、

信じているからこそ、仲間はついてくるんだろう?

憧れるんだろう?

仲間っていうのは、そういうのを言うんだ。」



・・・っ。でもさ。



「じゃあっ、また失うの!?

また離れていくの?

仲間だって思っているのが、僕だけだったら?」



「大丈夫。お前は強いんだろう?

失う前に,離れて行く前に引き止めればいい。

仲間に、お前の本音をぶつけてみろ。

きっと、分かってくれる。」



ああ、なんて温かい。



「あなたは、優しい。僕は・・・」



「〝あなた〟じゃねぇ。

俺は頼斗。

小野 頼斗だ。

名前で呼べよ」



そう言って、意地悪そうに笑う。

小野、頼斗・・・。

いい響きだね。


 



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