空の誓い、海との約束
硝子の破片と女王陛下からの宿題
僕は吐くような思いで正直な気持ちを口にした。
下手な言葉でも構わない、ありのままの自分を話そう。陛下も本当の気持ちを話してくれたのだから、自分もそうすべきだと思った。
「僕は、十人兄弟の末っ子で、六人目の王子で。父にも母にも望まれずに生まれてきました」
◇ ◇ ◇
『シエル様は陛下のお子では無いらしい』
そんなひそひそ話を何度も聞いた。兄達に対するのと明らかに違う周りのよそよそしい態度や、父様が僕と話したがらない様子を見て、幼心に不安を感じていた。
僕は、父様の子じゃ無いの?
僕はここに居てはいけないの?
悲しくて、心細くて。母様に会いたくて、抱きしめて欲しくて。
くまちゃんの手をぎゅっと握ったまま、僕は母様の部屋に行った。
下手な言葉でも構わない、ありのままの自分を話そう。陛下も本当の気持ちを話してくれたのだから、自分もそうすべきだと思った。
「僕は、十人兄弟の末っ子で、六人目の王子で。父にも母にも望まれずに生まれてきました」
◇ ◇ ◇
『シエル様は陛下のお子では無いらしい』
そんなひそひそ話を何度も聞いた。兄達に対するのと明らかに違う周りのよそよそしい態度や、父様が僕と話したがらない様子を見て、幼心に不安を感じていた。
僕は、父様の子じゃ無いの?
僕はここに居てはいけないの?
悲しくて、心細くて。母様に会いたくて、抱きしめて欲しくて。
くまちゃんの手をぎゅっと握ったまま、僕は母様の部屋に行った。