空の誓い、海との約束
「じゃあ決まりね。僕、今からお忍びで飴屋さんに交渉してくる」
「お、お一人でですか」
「うん。その方が目立たないし。父上も『我々に迷惑掛けるな』って言ってたしね。王家としてじゃなく、僕個人でする事だから。僕一人なら何かあっても誰も困らないしね」
軽装に着替えて、出かける準備をする。
飴屋さんを教えてくれたのは厨房の人。彼が書いてくれた地図をポケットにねじ込む。
アスターが何かあった時のためと言って小遣いを幾らか持たせてくれた。どれ位の金額かやっぱりよく分からない。
僕を見下ろしてアスターがぽそりと呟く。
「……シエル様、何だかお変わりになりましたね。何というか、大人になられたというか」
「まあ、いつまでも甘えたの子どものままじゃ居られないからね。一年後までに男磨かなきゃいけないし。それに」
きゅっと握った手を胸に当てる。
「好敵手(ライバル)に負けるわけにはいかないから」
「お、お一人でですか」
「うん。その方が目立たないし。父上も『我々に迷惑掛けるな』って言ってたしね。王家としてじゃなく、僕個人でする事だから。僕一人なら何かあっても誰も困らないしね」
軽装に着替えて、出かける準備をする。
飴屋さんを教えてくれたのは厨房の人。彼が書いてくれた地図をポケットにねじ込む。
アスターが何かあった時のためと言って小遣いを幾らか持たせてくれた。どれ位の金額かやっぱりよく分からない。
僕を見下ろしてアスターがぽそりと呟く。
「……シエル様、何だかお変わりになりましたね。何というか、大人になられたというか」
「まあ、いつまでも甘えたの子どものままじゃ居られないからね。一年後までに男磨かなきゃいけないし。それに」
きゅっと握った手を胸に当てる。
「好敵手(ライバル)に負けるわけにはいかないから」