空の誓い、海との約束
甘くて白いふわふわ
船を降り、用意されている馬車へ向かう。このまま王宮へ向かい、案内される客室で一休みし、夕食後には作法と口説き文句の最終仕上げ、というのが本来の予定だ。
夜毎暴れるバカ王子の僕が珍しく大人しく付いて来る様子にほっとしたのか、馬車に乗る手前で作法指南役が一瞬気を緩めた。
しめた。
次の瞬間、僕は作法指南役と馬車の間をすり抜けて駆け出した。
「シエル様!」
捕まってたまるか。走りながら上着を脱ぎ、すぐ後ろに迫った付き人の顔目掛けて放り投げた。
「誰か、シエル様をお止めしろ!」
かしこまった手袋も脱ぎ捨てた。チョーカーを緩め、シャツのボタンを幾つか外し、整えられた髪をぐしゃぐしゃにかき乱す。
僕の身体から王子という名の枷がどんどん解けていく気がして、背中がゾクゾクする様な快感を覚えた。
夜毎暴れるバカ王子の僕が珍しく大人しく付いて来る様子にほっとしたのか、馬車に乗る手前で作法指南役が一瞬気を緩めた。
しめた。
次の瞬間、僕は作法指南役と馬車の間をすり抜けて駆け出した。
「シエル様!」
捕まってたまるか。走りながら上着を脱ぎ、すぐ後ろに迫った付き人の顔目掛けて放り投げた。
「誰か、シエル様をお止めしろ!」
かしこまった手袋も脱ぎ捨てた。チョーカーを緩め、シャツのボタンを幾つか外し、整えられた髪をぐしゃぐしゃにかき乱す。
僕の身体から王子という名の枷がどんどん解けていく気がして、背中がゾクゾクする様な快感を覚えた。