ブラックレター~高嶺の花に恋します~
絢子の言葉に思わずお洋服を触って服装を確かめる。
変なところは多分ない、はず。
夏も終わりに近付いてきた頃。
だがまだまだロリータを着るには暑い季節。
悩みに悩んだ結果、私は薄手の白に近い生成のブラウスに黒のスクエアワンピースを合わせるという大人しめクラシカルな格好に落ち着いた。
タイツと鞄と靴も黒。
髪は巻いている時間がなかったので、清楚に三つ編みに。
少し大きめのリボンのカチューシャをつけたのは、少しだけでも可愛らしくという悪あがきだ。
モノトーンだけど結構気に入っている。
なんとなく、彼の目に映るなら清楚な方がいいと思ってしまった結果がこれだ。
いや、私の目に彼が映るだけで、彼の目に私が映るわけじゃないのだけども。