あの日々をもう一度
六章 モノクロ世界
それからというもの、星夜の家へ行くのは辞めた。
会いたいよ。会いたいけど…
凜は罪悪感を感じていた。
今更いけないよ…。

かなぽんには全部話した。
号泣する私を慰めてくれた。
ほんとに優しいね。
大好きな親友です。

でも、どんなに友達が励ましてくれたって私の世界はカラフルになんかならなかった。だって絵の具がないんだもん。

ああ、そろそろ日本出たかな…
もう一生会えないの?
貴方は私に笑顔を見せてくれないの?
毎日毎日泣く夜を過ごして

私の世界はモノクロ世界。

戻ってきてよ。
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