擬人化カレシ。


外はすっかり暗くなり

私は先輩と一緒に夜道を並んで歩いていた


他愛もない話をしながら

同じ歩幅で、同じ道を歩く


そしてとうとう私の家へついてしまった

彼との別れがほんの少し寂しく感じる




「じゃあ…俺はここで」




「送って頂いてありがとうございました」




「明日学校で会ったときは

敬語じゃないこと祈ってる」




「はっ、はいっ…」




「冗談。じゃあな」





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