運命のように君を愛してる~先生との赤い糸~
【枢】
放課後。
携帯に仁田からメールが届いていた。
【仁田陸:元カノさんが切先と優姫のこと気づいたみたい】
「…マジか…」
そうため息をついて、すぐに返信を打つ。
【わかった。
俺がいない所でなにかあったら、優姫を頼む】
【仁田陸:わかってるよ】
やり取りを終え、携帯をポケットにしまうとほぼ同時にドアノックする音がして瑠佳が数学準備室に入って来た。
「枢、今夜空いてる?」
「なんで?」
「話があるの。誰もいない所で…」
「断る!俺はお前と話す事ない」
「雨宮さんとのことでも?」
「もう、俺と優姫の『関係』…知ってるんだろ?」
「ええ、だから…話したいの」
「…わかったよ」
俺はため息をついて、仕方なく了承した。
GWホテル。
ホテルに着いて、瑠佳の目を盗んで優姫にメールをした。
【雨宮優姫:瑠佳とちゃんと話す。
場所はGWホテルの〇〇〇号室だ。
俺を信じろ】
「枢、どうしてたの?食事中よ」
ふっと、我に返って携帯をポケットにしまってワインを口にする。
「…雨宮さんとはいつから付き合ってるの?」
「5月」
「おじさんたちは知ってるの?…あなたたちは”兄妹”なのよ」
「義理のな…」
「義理とはいえ、おじさんたちは反対すると思うわ」
どうやったら、まだ俺と優姫が親公認の仲とは気づいてないらしい。
「お前には…関係ない」
そう言いながら、自分の身体の異変に気づく。