天才極甘党系男子



「大丈夫ですか?」


気づけば朝で。


病室に来たのは咲和じゃなくて、


「担当する小森です」


あの、いつも近くにいる看護師だった。


わたしは少し力が入る。


この人はきっと、颯佑の仕事の大変さが一番わかるんだろうな。


「力抜いてくださいね」


血圧を測ってボードにいろいろと書いていく。


「助かってよかったですね」


「あ、はい…」



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