天才極甘党系男子
決して希望とは言えない。
子供と走り回ったりできないんだ。
下手したらずっと独り身かも。
そんなこと思いながら、
先生にありがとうございますと言った。
「もう少しで王城寺先生も来ると思いますよ」
「はい」
「…大丈夫です。頑張ってリハビリしましょう」
そう言って病室から出ていった。
もう、心はズタボロ。
身体もズタボロ。
だけど、なんでだろうね。
そのあとに入ってきた彼を見て少しずつ癒されていく。