天才極甘党系男子
「はよ」
「おはよう」
「どうした?」
「ううん」
顔を見ただけで安心してしまう。
「颯佑」
「ん?」
「ありがとね、ほんと」
リハビリをして歩くまで回復できるようにしてくれたのは、颯佑の手術方法だった。
普通は切断。
でも諦めずに手を施してくれた颯佑。
それを聞いて、ほんとにすごい医者なんだと思った。
「なんだよ」
「あ」
検査をしようとしてわたしは抑えた。
「なに」
「さっきしてもらったから」