夜の虹
ぬるめの湯でシャワーを出し、身体にかけてあげる。

なんかスポーツしてるのかな?

引き締まった裸体の上で、店から支給されるボディソープを泡立て る。下半身が天然の泡立ちネットになって、モコモコと泡とともに・・・

「もう勃っちゃった・・・」

客の立場からすれば、早々に反応しても面白くないのかもしれないが、サービスする側からすると、風呂場で立派に勃って頂ければ隅々まで洗い易くなり、非常に助かるのである。
変なプライドは捨てて、浴室では全快でお願いしたい。

特に返す言葉もなく、「手、洗って?」とボディソープを客の手に出す。

「あ、はい……」

だいたい皆、アライグマさながら手を一生懸命洗ってくれるので、その間に私はシャワーで身体の泡を流してあげて、最後に手の前にシャワーをかざすと子供みたいに、ハニカミながら「ありがと」と手をシャカシャカ洗い流すのである。

「先にあがっていて?すぐに行くから」

そう言って客を先に浴室から出すと、私は自分の汗を流して持参した自分用のボディソープで首と胸と股を洗って、シャワーで湯船をザッと流して温めの湯を流し入れる。

自分が浴室から上がった時には、キッチンタイマーは26分とカラカラと数字が減って行くのが見えた。




< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop